答え:最大の弱点は「金利が下がると利回りも下がる」こと。
ドルMMFは短期資金の運用先として非常に優れています。
しかし、万能ではありません。
役割がはっきりしているからこそ、弱点も明確です。
■ 最大の弱点は「利回りが固定されない」
ドルMMFの利回りは
米国の短期金利に連動します。
現在は金利が高いため魅力的ですが、
これは永遠に続くものではありません。
アメリカが利下げを始めると、
・4% → 3%
・3% → 2%
というように、利回りは自然に下がっていきます。
固定金利の商品ではないため、
将来の利回りは保証されません。
■ 「今の金利」を受け取る商品
ここが重要なポイントです。
ドルMMFは
未来の高金利を約束する商品ではない
今の短期金利をそのまま受け取る商品です。
つまり
金利が高い時 → 非常に魅力的
金利が低い時 → 魅力が下がる
という性質を持っています。
■ 値上がり益は期待できない
もう一つの弱点があります。
ドルMMFは
価格がほぼ動かない商品です。
これはメリットでもありますが、
同時にデメリットでもあります。
・株のような値上がりはない
・債券ETFのような価格上昇もない
得られる利益は基本的に
利息のみです。
■ 為替リスクは残る
ドルMMFはドル資産です。
円で使う予定の資金の場合、
円高 → 円換算額が減る
という為替影響は避けられません。
(為替ヘッジは通常ついていません)
■ 役割は「待機資金」
ドルMMFは
長期投資の主役ではありません。
・高金利期 → 利息を受け取る
・利下げ開始 → 別資産へ移動
この使い方が前提です。
● この章の結論
ドルMMFの弱点は
・金利が下がると利回りも下がる
・値上がり益は期待できない
・為替リスクは残る
つまりドルMMFは、
永遠に持ち続ける商品ではなく、
金利環境に合わせて使う商品なのです。