答え:金利上昇局面では、値上がり期待の資産より利息を直接受け取れる資産が有利になる。
金利が上昇すると、お金は自然に「より高い利息を得られる場所」へ移動します。これを理解すると、資産ごとの動きがはっきり見えてきます。
■ 金利上昇で不利になる資産
まず、影響を受けやすい資産があります。
代表例は長期債券です。
金利が上がると既存債券の価格は下がります。満期が長いほど影響は大きくなります。債券ETFも同じ仕組みで動きます。
高配当株も相対的に不利になります。銀行や短期商品で高金利が得られるなら、株の配当を選ぶ必要性が下がるからです。
さらにグロース株も影響を受けます。将来利益の現在価値を割り引く金利が上がるため、理論上の株価が下がりやすくなります。
■ 金利上昇で有利になる資産
一方、追い風を受ける資産もあります。
代表例は預金・MMFです。
短期金利に直接連動するため、金利上昇=利息上昇になります。
短期国債も同様です。
価格変動が小さく、利息収入を得やすい特徴があります。
■ お金の流れはシンプル
金利上昇局面では
値上がり期待の資産 → 不利
利息収入の資産 → 有利
という流れが生まれます。
■ 短期資金には追い風
この環境は短期資金に有利です。
・ドルMMF
・短期国債
などは金利上昇の恩恵を直接受けます。
そのため、近年これらが注目されています。
● この章の結論
金利上昇局面では、
・長期債券や成長株は不利
・預金・MMF・短期国債は有利
つまり、
利息を受け取る資産が主役になる局面です。