答え:配当が配当を生む「雪だるま効果」が動き出す。
インカム投資の本当の差は、配当を受け取ったその後の行動で決まります。
配当を使うのか、それとも再投資するのか。
この選択が10年後・20年後に大きな差になります。
■ 複利(雪だるま効果)とは何か
複利とは、
得た収益を再投資し、利益が利益を生む仕組みです。
配当を再投資すると何が起こるのでしょうか。
配当 → ETFを追加購入 → 口数が増える
→ 翌年の配当が増える → さらに再投資できる
この連鎖が続くことで、資産は加速的に増加していきます。
最初は小さな変化でも、年数が経つほど差は広がります。
■ 高配当ETFはなぜ複利が効きやすいのか
高配当ETFは複利が働きやすい三重構造を持っています。
① 配当が出る
② 配当自体が増えやすい(増配)
③ 下落時に口数が増える
つまり
配当 × 口数 × 増配
という三つの要素が同時に働きます。
これは預金には存在しない構造です。
■ 下落はむしろ再投資の味方になる
株価下落は短期投資家にはストレスですが、
長期の再投資にとっては追い風になり得ます。
価格が下がると、
同じ配当金で
→ より多くの口数を買える
口数が増えると、
翌年以降の配当が増えます。
つまり長期投資では、
下落=将来の配当増加の種
になるのです。
■ 20年の再投資シミュレーション
税引後利回り 3.2% で
配当を再投資し続けた場合。
20年後の元本は
約 1.8倍 になります。
100万円 → 約182万円
300万円 → 約546万円
1000万円 → 約1820万円
これは値上がりを含まない計算です。
配当再投資だけでこの結果になります。
再投資しなければ、元本は増えません。
差は時間とともに大きくなります。
■ 複利が効き始めるのはいつか
複利はすぐには実感できません。
本格的に効くのは
10年以降 です。
最初の数年は地味ですが、
10年を超えると増加速度が上がります。
複利は
後半ほど強烈
という特徴があります。
■ 再投資しなくても配当は増えるのか
米国企業は増配文化が強いため、
再投資しなくても
配当が増えることがあります。
しかし再投資すれば、
増配+口数増加
の両方が働き、成長は加速します。
● この節の結論
インカム投資の本質は、
配当が配当を生む仕組みを作ること
です。
配当再投資は、時間とともに資産を加速させる
最もシンプルで強力な戦略です。