答え:AIではなく、人間にある。
AIは自分で判断しているように見える。
しかし実際には、
設計・運用・使用のすべてが
人間によって行われている。
したがって、
その結果の責任も人間に帰属する。
なぜ責任問題が重要になるのか
答え:AIの判断が社会に直接的な影響を与えるからである。
誤診が起きれば命に関わる。
自動運転で事故が起きれば、
重大な損害が生じる。
採用判断に偏りがあれば、
社会的な不公平が拡大する。
AIの影響は、
単なる技術の問題ではない。
AIは責任を負えるのか
答え:負えない。主体も意志もないからである。
責任とは、
選択に対する結果を引き受けることである。
しかしAIは、
自ら選択しているわけではない。
したがって、
責任主体にはなり得ない。
責任はどのように分かれるのか
答え:設計者・運用者・利用者に分かれる。
何を目的とするかを決めた者。
どのように使うかを決めた者。
結果を監視しなかった者。
これらすべてが関わる。
なぜ倫理と法が必要なのか
答え:人間の判断を制御し、責任の所在を明確にするためである。
AIそのものは、
善悪を判断しない。
だからこそ、
人間側にルールが必要になる。
何が許され、
何が許されないのか。
これを明確にしなければならない。
求められるものは何か
答え:技術ではなく、人間の姿勢の成熟である。
AIを万能と考えない。
限界を理解する。
最終判断は人間が行う。
この姿勢が不可欠である。
● この節の結論
AIが社会に深く関わるほど、責任の所在は重要な問題となるが、その責任はAIではなく人間にある。
AIは自ら選択する主体ではなく、設計・運用・利用のすべてにおいて人間の意思が関与しているため、その結果に対する責任も人間が負うべきである。
したがって、倫理や法の整備によって責任の枠組みを明確にすると同時に、AIの限界を理解し、過信せずに使うという人間側の成熟した姿勢が求められる。