答え:人間である。AI自身が意志を持つことはない。
AIは自律的に動いているように見える。
しかし実際には、
あらかじめ与えられた目的に従って
処理を行っているだけである。
そこに、自らの意志は存在しない。
なぜ人間の意志が重要なのか
答え:AIの出力は、設定された目的によって決まるからである。
AIは「何を達成するか」によって、
まったく異なる結果を出す。
犯罪予測であれば、
どのデータを重視するかで結果は変わる。
採用評価であれば、
何を「優秀」と定義するかで判断が変わる。
戦場であれば、
何を標的とみなすかで結果は決定的に変わる。
つまり、
AIの判断は中立ではない。
AIの「意志」とは何か
答え:人間が設定した目的やルールの集合である。
AIが何かを選んでいるように見えても、
それはプログラムされた条件に従っているだけである。
言い換えれば、
AIの意志とは
人間の意志の反映である。
なぜ責任は人間にあるのか
答え:目的・ルール・データのすべてを人間が決めているからである。
AIは、
目的を自分で決めない。
方法も、
データも、
人間が与える。
したがって、
その結果に対する責任も人間にある。
どのような責任が問われるのか
答え:公平性・倫理性・目的の正当性である。
そのAIは公平か。
偏りはないか。
倫理的に許されるのか。
そもそも、
その目的は正しいのか。
これらを判断するのは、
常に人間である。
● この節の結論
AIには自らの意志は存在せず、その行動はすべて人間が設定した目的とルールに基づいている。
したがって、AIの判断や結果は中立ではなく、人間の価値観や設計が反映されたものである。
ゆえに、AIの出力に対する責任はすべて人間に帰属し、その目的が公平で倫理的かどうかを判断する責任も人間にある。
AIはあくまで道具であり、その「意志」を決めるのは常に人間である。