答え:為替の影響は存在するが、簿価方式により“値動きとして見えにくい”。
ドルで運用すると聞くと、多くの人がまず心配するのが為替です。
円高になれば損をするのではないか、と感じるのは自然な反応です。
しかしドルMMFには、他の外貨商品とは違う特徴があります。
それが 簿価方式 です。
■ 通常の外貨資産の動き
普通の外貨商品は、
購入:150円
売却:140円
この場合、為替差損が発生します。
評価額は日々の為替で上下します。
つまり
円高になると評価額が下がる
これが一般的な外貨投資です。
■ ドルMMFは計算方法が違う
ドルMMFでは売買の計算に
簿価レート が使われます。
簿価レートとは
購入時の為替を基準に管理する方式です。
その結果、
・日々の評価額がほぼ動かない
・為替変動が価格に出にくい
という特徴が生まれます。
■ 為替リスクが消えるわけではない
ここが重要です。
為替の影響が
なくなるわけではありません。
円に戻すときには
その時点の為替レートが適用されます。
つまり最終的には為替の影響を受けます。
■ では何が違うのか
違いは「見え方」です。
通常の外貨資産
→ 毎日価格が動く
ドルMMF
→ 価格はほぼ1ドル固定
為替の揺れが
日々の値動きとして見えない
これが最大の特徴です。
■ なぜ短期資金に向くのか
価格がほぼ動かないため、
・心理的ストレスが小さい
・預金感覚で保有できる
外貨でありながら
価格安定性が高い商品です。
● この章の結論
ドルMMFは
・為替影響は存在する
・ただし値動きとして現れにくい
・価格はほぼ安定
ドルMMFは、
為替の揺れを感じにくい外貨資産なのです。