結論
老後資産では、50〜80%を米国債などの安全資産に配分するのが現実的である。
なぜ「割合」が最重要なのか
老後の投資では、「何を買うか」よりも「どの割合で持つか」が本質になります。
同じ米国債でも、
・10%しか持たない → 安定しない
・70%持つ → 生活基盤になる
つまり、資産配分そのものが結果を決めます。
老後は「増やす」から「維持」へ
現役期と老後では目的が完全に変わります。
現役期
→ 資産を増やす
老後
→ 資産を減らさない
ここを誤ると、老後に株式中心のリスク資産を持ち続けることになり、下落局面で生活が不安定になります。
米国債を主軸にする理由
老後資産に必要な条件は3つです。
・安定した現金収入
・元本の大きな変動がない
・長期間継続できる
米国債はこれをほぼ満たします。
特に重要なのは「利子収入」です。
価格変動ではなく、現金の流れで生活を支えることができます。
なぜ50〜80%なのか(ここが重要)
この数字には意味があります。
50%未満
→ 安定性が不足する
80%超
→ インフレや成長機会を失う
つまり、
・下限 → 生活を守るライン
・上限 → 成長を失わないライン
として、この範囲に収まります。
実例:現実的なポートフォリオ
代表的な構成は以下です。
米国債 60%
円預金 20%
株式 20%
この構成により、
・生活費 → 米国債の利子
・緊急資金 → 円預金
・インフレ対策 → 株式
という役割分担が明確になります。
年齢とともに安全資産を増やす
基本ルールはシンプルです。
若い時
→ 株式中心
高齢期
→ 債券中心
70歳以降では、
安全資産70〜90%
でも合理的です。
これは世界中の資産運用で共通する考え方です。
最大のリスクは「長生き」
老後資産の本質的なリスクは、価格変動ではありません。
👉 資産が尽きること
これが最も深刻です。
米国債は、
・満期まで保有できる
・利子が継続する
ため、「時間に対する耐久性」が高い資産です。
ポートフォリオは仕組みである
重要なのは個別商品ではなく構造です。
・安全資産(米国債)
・流動資産(現金)
・成長資産(株式)
この3つを組み合わせることで、初めて安定します。
まとめ
老後資産では、
・米国債 50〜80%
・円預金 10〜30%
・株式 10〜30%
が現実的な配分となります。
米国債を中心に据えることで、
「資産の増減」ではなく「現金の流れ」で生活を支える構造が完成します。