答え:米国債は満期によって短期・中期・長期に分かれ、目的に応じて使い分けることが重要。
米国債とひとことで言っても、実際には満期までの期間によって複数の種類に分かれています。どれを選ぶかによって、利回り・値動き・役割が変わります。老後資産を考えるうえでは、この違いを理解することが非常に重要です。
■ 米国債は満期で3種類に分かれる
米国債は、償還までの期間によって
・短期
・中期
・長期
の3つに分類されます。
この違いは、投資目的そのものを左右します。
■ ① 短期国債(T-Bills)— 安全な待機資金
期間:1年未満
短期国債は利子がありません。
代わりに割引価格で購入します。
例
9,800ドルで購入 → 満期で10,000ドル受取
差額が利息になります。
特徴は、
・値動きが非常に小さい
・短期金利に連動
・資金の待機場所として最適
つまり、現金に近い安全資産です。
■ ② 中期国債(T-Notes)— 老後資産の中心
期間:2〜10年
半年ごとに利子(クーポン)が支払われます。
このタイプは、
・安定収入が得られる
・値動きが比較的小さい
・個人投資家に最も人気
老後資産のインカム源として最も使いやすい国債です。
■ ③ 長期国債(T-Bonds)— 長期資産向け
期間:20年・30年
こちらも半年ごとに利子が支払われます。
特徴は、
・利回りが比較的高い
・金利低下時に価格上昇が大きい
・価格変動も大きい
長期視点の資産運用向けです。
■ 満期が長いほど価格変動は大きくなる
重要なポイントはここです。
満期が長いほど、
・利回りは高くなりやすい
・価格変動も大きくなる
短期 → 安定
中期 → バランス
長期 → 値動き大
という関係になります。
■ 目的に応じて組み合わせる
米国債はすべて
・米国政府が発行
・元本と利子の支払いが保証
という共通点があります。
違うのは役割です。
短期:資金待機
中期:安定収入
長期:長期資産
この使い分けが重要です。
● この節の結論
米国債は
・短期(安全資金)
・中期(安定収入)
・長期(長期運用)
の3種類に分かれます。
目的に応じて選び、組み合わせることで、
老後資産の基盤を作ることができます。