計算の前提はどう置くべきなのか?


答え:税引後の手取り利回りを“3%”と置くのが安全。


インカム投資で生活設計をする場合、
利回りは何%で計算すればよいのでしょうか?

商品ごとに利回りは違います。
ドルMMF、米国債、高配当ETF。
その時々で金利も配当も変わります。

では、その都度細かく計算すべきなのでしょうか?

答えは、そうではありません。

生活設計で大切なのは、
精密な予測ではなく、安全な前提です。


なぜ税引後で考える必要があるのでしょうか?

投資の世界では「税引前4%」といった数字がよく出ます。
しかし実際に生活を支えるのは、口座に入るお金です。

税引前4%でも、税金を引くとどうなるのでしょうか?

日本の金融所得課税は約20%。
米国ETF配当は米国で10%引かれ、その後日本課税があります。

結果として、

税引前4%
→ 手取りはおおむね約3%前後

になります。

だからこそ、本章では思い切って
税引後手取り=年3%
という一本の前提で統一します。


手取り3%とは、どんな世界なのでしょうか?

資産100万円あたり、

年3万円
月約2500円

が入る計算になります。

この数字を基準にすれば、

200万円 → 月約5000円
400万円 → 月約1万円
800万円 → 月約2万円

と、すぐに逆算できます。

つまり、

欲しい月額インカムを決めれば、
必要資産はすぐに出る、ということです。


なぜ「安全側」に固定することが重要なのでしょうか?

将来の金利や配当は変動します。
4%の年もあれば、2.5%の年もあります。

しかし生活設計では、
「うまくいった場合」を前提にしてはいけません。

悪くない状態が続いても成立する設計。
これが重要です。

手取り3%という前提は、
期待しすぎず、悲観しすぎない、
現実的なラインです。


● この節の結論

利回りは細かく動かさない。
最初から手取り3%で固定して逆算する。

これだけで、
生活費の自動化に必要な資産は明確になります。

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