答え:成長と安定のあいだには、多くの中間的な金融商品が存在している。
投資の世界を単純に分けると、資産の成長を重視する投資と、安定した収入を重視する投資があります。しかし実際の金融商品は、この二つの極のあいだに幅広く存在しています。つまり投資は白か黒かの選択ではなく、連続した選択の中から自分に合った位置を見つける行為なのです。
投資信託でも現金収入を得ることはできるのか?
答え:毎月分配型の投資信託は、現金収入を目的とした商品である。
投資信託の多くは資産の成長を目的としていますが、中には定期的に分配金を出す商品もあります。いわゆる毎月分配型の投資信託です。このタイプの投資信託は、価格の上昇だけでなく、定期的な現金収入を得ることを目的としています。
そのため、投資信託でありながら、配当投資に近い特徴を持っています。資産の成長と現金収入の中間に位置する商品と言えるでしょう。
成長株でも配当を出す企業はあるのか?
答え:多くの企業は成長と配当を両立させている。
企業の中には、成長を続けながら配当も支払う会社があります。成長企業は利益を再投資することが多いですが、成熟した企業になると株主への還元として配当を増やす傾向があります。
そのため、株式投資でも完全に成長型か配当型かに分かれるわけではなく、その間に多くの段階が存在しています。
分散投資と配当収入を両立する方法はあるのか?
答え:高配当ETFはその両方を兼ね備えている。
株式市場には、分散投資と配当収入を同時に実現する商品もあります。たとえば
Vanguard High Dividend Yield ETF
や
iShares Core High Dividend ETF
のような高配当ETFです。
これらは多数の企業に分散投資を行いながら、比較的高い配当利回りを目指す商品です。そのため、個別株のリスクを抑えつつ、配当収入を得ることができます。
高配当ETFはどんな位置にあるのか?
答え:投資信託の分散性と配当株の収入性の中間にある。
高配当ETFは、投資信託のような分散投資の安心感と、高配当株の現金収入という特徴を同時に持っています。そのため、資産の成長と安定収入の両方をバランスよく取り入れることができます。
このような商品は、成長志向と安定志向のあいだに位置する典型的な例です。
投資は「成長か安定か」の二択なのか?
答え:実際にはその間に多くの選択肢がある。
投資の世界には、成長を重視する商品と収入を重視する商品の両方があります。しかしそのあいだには多くの中間的な商品が存在しています。
投資家はそのスペクトラムのどこに立つかを選ぶことができます。
この節の結論は何か?
答え:投資の世界は二者択一ではなく、連続した選択の世界である。
成長型の投資と安定型の投資のあいだには、多くの金融商品があります。投資家はその中から、自分の価値観や生活に合ったバランスを見つける必要があります。
投資とは商品を選ぶことではなく、自分の人生に合った位置を見つける行為なのです。